2020年 12月
冬期休暇のご案内
本年も格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
今年は、日本中・世界中にとって大変な1年でした。
まだまだ、コロナ渦であり予断を許さない状況ではありますが、1年の節目を迎えようとしております。
自粛を余儀なくされる年末年始ではございますが、お体に気を付けてお過ごしください。
家づくり舎ファミリーとして今年1年を振り返ってみると、立ち止まる事で多くの学びを得る事が出来た部分もあり、現在の状況を前向きに捉えるよう努めております。
また、『日本の家を良くしたい』と心から願う住宅建築に携わる方々のYouTube動画により、『良い家が欲しい』とお考えの方々に【想い】が届いた事も未来の日本住宅事情を考えると前向きな事柄だったと考えています。
日本の住宅が1軒でも多く『価値の高い家』となるよう、来る年も変わらず 一生懸命に良い家づくりを追求してまいりますので、変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
なお、弊社の年末年始の営業日についてご案内申し上げます。
年内営業:12月26日 18時まで
2020年12月27日~2021年1月5日までを冬期休暇
営業開始:1月6日 9時より
とさせていただきますので、ご理解の程宜しくお願い致します。
2021年が皆様にとって良い年となりますようお祈り申し上げます。
有限会社家づくり舎ファミリー 代表取締役 谷田貝 進
木構造マイスター準1級の動画がアップされました。
家づくり舎ファミリーでは、耐震等級3を取得する家づくりを基本としています。
その為には、構造計算(許容応力度計算)を行う事は もちろんですが、間取りを考える計画段階で構造の事を考慮しなければなりません。
しかし、残念ながら木造住宅は、建築基準法に沿って建てても地震に強いとは言えない【耐震等級1】であるにも関わらず、建築基準法を守れば安心だと思い込んでいる建築業界の人がたくさん存続するという事実があります。
この非常識な建築業界の常識を正すべく、色々な取り組みをされている方がM’s構造設計の佐藤実先生です。
詳しくは以前書いたブログをご覧ください。
構造塾を主催する佐藤実さんが作った全国優良業者名簿には、スーパー工務店がたくさん!
色々な取り組みを行っている佐藤実先生ですが、その中の一つに木構造マイスター制度があります。
木構造マイスター準1級の試験が、初めて開催されたのが今年の10月22日で試験に合格した者が木構造マイスター準1級者として誕生しました。
この事を佐藤実先生自らYouTube動画でご説明いただいておりますので、ぜひご覧ください。
弊社も2人試験を受け、合格しています。
合格した時に書いたブログはこちら
この取り組みが広がる事で、耐震等級3が贅沢という勘違いが無くなるかもしれませんね。
『自然素材で造る家』 無垢パイン材の床施工
現在、東松山市M様邸では床材の施工が始まっています。
無垢の床材は、1本1本それぞれ違った表情を持っています。
表情の中には、とても美しい物から味のある物もあるため、単純作業のように並べていくと全体のバランスが悪くなってしまいます。
その為、4束(4坪分)~5束程度を梱包を開いて表情を確認する作業が重要になってくるのです。
1本1本違う表情である事を、無垢材の欠点のように話す人もいますが、私は無垢材の良さだと考えています。
有名な歌にもあるように、ナンバーワンではなくオンリーワン
無垢材が魅力的に感じる要素の1つだと思いませんか?
気密測定結果発表!隙間相当面積C値=0.17cm2/m2
東松山市M様邸にて、本日気密測定を行いました。
気密測定は、茨断の林社長! この業界では知る人ぞ知るレジェンドです。
気密測定の機材の事など、色々と教えていただきましたが測定器を一式揃えると100万円以上すると伺いました。
ちょっと高すぎですね。
そして、結果は隙間相当面積C値=0.17cm2/m2
今まで以上に、気密性を確実に確保するためシートやテープ施工の細部の見直しを行い多くの方の力をお借りして納得できる十分な数値を出す事ができました。
今回から採用している、木製断熱玄関ドアの気密性も抜群でした。
採用するべき素晴らしいドアです。
弊社では今後も隙間相当面積C値は0.5cm2/m2以下を基準としますが、より精度を高くかつ施工性を上げ、コストダウンに努めていきたいと考えています。
気密シートの施工もあと少し、明日の気密測定に向けて!
断熱工事も、いよいよ本日で完了予定です。
断熱材の充填施工は完了し、気密シートの施工もあと少しとなりました。
今日は風も強く寒い日ですが、断熱材の充填が完了した室内は日射を取りこみ無暖房でも寒くありません。
まだ、付加断熱は完了していませんので これ以上の性能が期待できます。
来週からは、床貼りが始まります。
気密工事(C値=0.5cm2/m2以下)は、施工の手間暇を惜しまない事が重要です。
先週の土日に構造現場見学会を開催した、東松山市M様邸では残りの断熱充填と気密シートの施工に入っています。
弊社が使っている気密シートは、
『ウルトジャパンのウートップDB2』
この気密シートは。調湿気密シートという名称があり、その名の通り気密性を確保しながらも夏の逆転結露を防ぐ調湿効果があるという優れ物!
しかし、素材が良いだけでは意味がありません。
このシートを手間暇をかけて貼る施工力が重要なのです。
そして、その気密シートをしっかりと押さえるテープも重要です。
気密の状況を長期にわたりキープする為、テープは、
『ウルトジャパンのユラソール』
シートの重ね部分はもちろんですが、この写真のような断熱部に木材が突き抜ける場所にもしっかりと貼る必要があります。
気密テープも色々な製品がありますが、このように複雑に貼っても剥がれないのはこのテープ(ユラソール)ぐらいしか知りません。
このシートとテープを使って、丁寧に隙間なく施工する事でC値(隙間相当面積)=0.5cm2/m2以下が実現できるのです。
とても地味ですが、気密工事は手間暇を惜しまない事が重要です。
構造現場見学会は、明日・明後日の2日間
東松山市M様邸では、現在断熱工事を行っています。
明日から始まる構造現場見学会も反響が多く残すところ
12日 10時~
13日 10時~
のみとなっております。
※下のバナーをクリックしてください
見学会中には、断熱工事にとって重要な気密シートの施工を行っています。
隙間相当面積 C値 をご存知でしょうか?
詳しくは以前書いたブログ
高気密高断熱住宅に必要なC値とは何か?どのくらいの数値が良いのか?
をご覧ください。
普段見る事の出来ない断熱・気密工事、耐震等級3を取得した構造を見る事が出来る見学会です。
会場が東松山市と少し弊社事務所から離れた場所であり、来場は大変かと思いますが、見る価値はあると考えております。
ぜひ、バナー又はイベント情報をご覧いただき申し込みお願いいたします。
なお、
12日の午前中案内については 本日20時で締め切り
13日の午前中案内については 明日20時で締め切り
となりますので、予めご了承ください。
高性能グラスウールの充填施工をしています。
今週末に構造現場見学会を開催する、東松山市M様邸の断熱材の施工をしています。
壁の中に敷き詰めていきます。
屋根には、3枚のグラスウールを重ねて施工するため、手間がかかります。
しかし、この手間がとても重要であり、家の住み心地に大きな影響を与えます。
コンセントボックスなどの処理もしっかりと行います。
断熱の性能数値だけで、断熱効果は発揮しません。
施工をしっかりと行う気密性が大切です。
充填断熱+付加断熱によるダブル断熱の施工(高気密高断熱)! 付加断熱です。
構造体の外側に断熱材を貼る施工方法をご存じでしょうか?
今から15年程度前に『うちは、外張り断熱だよね?』というCMが外張り断熱の知名度を上げたと認識しています。
当時は、充填断熱と外張り断熱でどちらが良いなどという論調がありましたね。
当時は次世代省エネ基準で、『夏涼しく冬温かい家』と考える人が多い時代でした。
(次世代省エネ基準のUa値は0.87W/㎡K以下です)
弊社では、Ua値が0.3W/㎡K以下を基準としています。
その断熱性能を確保する為には、充填断熱+付加断熱によるダブル断熱が必要となります。
ちなみに、付加断熱と外張り断熱は壁に関しては同じ施工方法になり、充填に付加するから付加断熱と名称が変わります。
そもそも、家づくり舎ファミリーでは、Ua値は0.46W/㎡K以下より性能を上げても費用対効果が薄いのではと考えていました。
しかし、付加断熱には断熱性能の数値だけではない、メリットがある事を学び、絶対に必要という結論に達しました。
付加断熱のメリットとは
①柱・梁からの熱逃げを抑制できる
②家を軽量化する事ができる
③気密性を向上させる事ができる
このメリットの意味を知りたい方は、お問い合わせください。
充填断熱+付加断熱によるダブル断熱の施工! まずは、充填断熱です。
今週末、12月12日、13日に構造現場見学会を開催する東松山市M様邸の断熱工事が、本日より始まりました。
内部からは、壁の中に断熱材を充填します。
まずは、高性能グラスウール16k(袋に入っていない剥き出しのタイプ)充填する部位毎に計測して施工するために時間がかかります。
ここ、数か月で断熱性能を示す外皮平均熱貫流率 Ua値を理解している人が増えてきました。
断熱性能の大切さや重要性を理解して、日本の住宅が1棟でも多く良い家になって欲しいと心から願う建築業界の著名人の方々がYouTube動画を更新している事も大きな要因ですね。
頭が下がるばかりです。
その動画の中でも言っていますが、断熱性能を示すUa値だけで家の性能を判断してはいけません。
Ua値の性能を担保する為には、C値(隙間相当面積)が最低でも1.0cm2/m2以下、出来れば0.5cm2/m2以下が必要です。
もっと詳しく知りたい人は、以前書いたブログ
高気密高断熱の性能UA値は、どれくらいの数値が良いのか、基準値は?
高気密高断熱住宅に必要なC値とは何か?どのくらいの数値が良いのか?
をご覧ください。
そのC値を確保する為には、様々な部位の気密工事が重要です。今回の工事に入る前にも気密工事は始まっています。
気密工事は、サッシを取り付ける前から必要です。【長命な家を造る為に必要な事】
もご覧ください。
弊社では、BELLS評価証を取得しています。
しかし、この審査には現場検査も無く、C値の基準もありません。
ここが、Ua値だけで家の性能を判断してしまう原因の一つのように思います。
せっかく作った審査なのですから、気密測定の提出くらい求めれば良いのに!
高気密高断熱とは、言葉の通り
高い気密性と高い断熱性なのです。
Ua値とC値を確認しましょう。