越谷市ⅰ 事務所改修工事現場の天井は勾配天井にしており、仕上げに無垢ツガ材の羽目板を施工します。
貼る方向は、床材の方向に合わせて長手向きに施工していただいておりますが、実は向きが90度変わった方が施工がやりやすくなります。
でも、この向きじゃないとね。
好みの問題かもしれませんが、私はこの向きで創られた空間の方が落ち着きます。
天井が終わったら、床に入ります。元々が居酒屋さんで土間床だったため、床下空間がありません。
排水の関係や電気の関係などもあり、少し床を上げる事にしました。
しかし、全体で25cm程度しか上げないので、置床という あまり木造住宅では馴染みのない方法を採用しました。
置床の上に、断熱材と根太を施工し、その上に捨て貼り(構造用合板12mm)を重ねていきます。
その上には、無垢パイン材21mmの床材。
この後の工事で床が傷つかないようにしっかりと養生。
店舗として造られた建物で、南側に寄せて建っている為、直接の日差しは見込めません。
それでも、北側に設けたハイサイドライト(窓)のおかげで、天井の羽目板を優しく照らしてくれています。
落ち着きのある空間となりそうですね。