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健康と高性能住宅の関係

2025.12.11: 谷田貝 ブログ

① 室温が安定すると「血圧の急変」がなくなる

冬の家の温度差は、健康に最も影響します。

❄ 一般的な家

  • リビング22℃ → 廊下・トイレ10℃
  • 12℃の温度差で血圧が急上昇
  • ヒートショックのリスク増

🔥 高性能住宅

  • 家中ほぼ 20〜22℃で安定
  • 血圧の乱高下がなくなり
  • 脳梗塞・心筋梗塞リスクが大幅減少

東大 前真之准教授の研究では、断熱性能の高い家ほどヒートショック死亡が少ないことが示されています。


② 喘息・アレルギー・鼻炎が改善する

高気密・高断熱・計画換気は、
湿度の安定+カビ・ダニの減少 に直結します。

  • カビは湿度60%超で急増
  • ダニは25℃付近・湿度60〜80%で増殖

高性能住宅なら
✔ 冬でも加湿しすぎず50〜60%
✔ 夏は湿度60%以下になりやすい
アレルギー症状が軽くなるケースが多い

イギリスBREの研究では、断熱改修後に喘息の症状が改善した家庭が多数。


③ 睡眠の質が圧倒的に良くなる

人は眠るとき、

  • 体温が下がり
  • 15〜22℃の室温が最適

と言われています。

高性能住宅は
夜間の温度変動が少ないため、熟睡しやすい。

→ 起床時のだるさが軽減
→ 子どもの集中力アップ
→ 仕事のパフォーマンスも向上


④ 冬だけでなく「夏の熱中症」も防ぐ

熱中症の搬送者数は、実は
住宅内が最多(全体の40%前後)

高性能住宅の夏は

  • 断熱で熱が入らない
  • 日射遮蔽で室温上昇を防ぐ
  • 小さなエアコンで家全体が涼しい

熱中症リスクが大幅に低下


⑤ メンタルヘルス(心の健康)にも影響する

温度の不快感、結露、カビ、騒音、光熱費の心配…。
こうしたストレスがずっと続く住環境と、
ストレスが少ない高性能住宅では、
日々の幸福感がまるで違います。

とくに冬の寒さは
・活動量の低下
・気分の沈み
と関連しているといわれ、
室温20℃以上の家はうつ症状が減るというデータもあります。


⑥ 医療費の削減効果(30年住むと“差額が車1台分になることも)

高性能住宅に住むことで

  • 風邪
  • 気管支炎
  • 循環器疾患
  • アレルギー
    の発症率が下がるため、
    家族4人で年間3〜10万円ほど医療費が減るという試算があります。

30年で
90〜300万円の差
→ 老後の健康年齢にも直結


【まとめ】高性能住宅は「燃費の良い健康マシン」

✔ 温度差がなく血圧が安定
✔ カビ・ダニが減りアレルギー軽減
✔ ネガティブ要素が消えてメンタルも安定
✔ 熱中症対策にも効果あり
✔ 医療費も長期的に削減

健康は家族の人生に直結する【最大の資産】です。
だからこそ、高性能な住環境への投資は、費用対効果が最も高い選択肢になります。