ご両親から引き継いだ家の建て替えという事で、ご相談を頂きました。

奥様のノートには綿密な資金計画がされておりました。

その資金計画では、弊社のお勧めする仕様で家を建てるには、色々な我慢が必要となる事も最初にお話ししました。

家の床面積の事、住宅設備機器の事、扉付き収納の事、造作家具の事

徹底してコストダウンを検討しました。

検討の中には「そこまでする？」という案もありましたが、

選別の潔さもあり、資金計画通りとまでは行きませんでしたが、大幅なコストダウンができました。

それでも、『家に愛着を持つ』という弊社の大切なコンセプトがありますので、T様にとっての最良を一緒に模索・検討した部分がしっかりと繁栄しています。

中でも、

建て替える前の家を気に入っている部分があり、面影を残したいという要望は、設計当初からありました。

その要望は、

既存の障子をリビングと廊下の間仕切りとして実現されました。

まだ、新築時は新旧の差が大きいですが、無垢材が経年変化し融合していきます。

これが、できるのは、自然素材である無垢だからこそ　ですね。

建て替え前の面影も残しながら、『我が家に愛着』を持ち続けていただけたら、幸いです。